GE における金融事業の危機
ゼネラル・エレクトリック社 (GE) における金融事業の危機について。
14 章 帳尻合わせ
2007 年、GE の会計処理に証券取引委員会 (SEC) の調査
いくつも不正が見つかった
GE の歴史的ライバルのウェスチングハウスは金融事業に手を出して壊滅的打撃
15 章 住宅ローン
GE の工業系部門と GE キャピタルの間の隔たり
EBITDA を知らない新任のシニアマネジャー
16 章 収益エンジンの停止
前に買収していた消費者金融レイクは効率の良いキャッシュマシーンだったが、2006 年の貸金業法の改正で頭痛の種に
新生銀行が救世主に
この中で、フラナリーは官僚主義と時差による意思決定の遅さを痛感
2008 年、GE が目標未達
ウェルチも酷評
18 章 リーマンショック
リーマンショック
市場が CP のリスク評価を一変させ、CP を大量に使用していた GE は危機に
19 章 政府による救済
あらゆる投資家が GE の金融サービスに不審 → ウォーレン・バフェットによる投資で人々を安心させる算段
コマーシャルペーパー資金調達制度 (CPFF)
暫定流動性保障プログラム (TLGP)
20 章 トリプル A からの転落
株価は下がり続け、格付け会社からの評価がトリプル A から転落
GE キャピタルの状況をありのまま説明することで、ようやく市場からの信頼に回復の兆し
22 章 監視
2010 年、ドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法 (ドッド=フランク法)
貯蓄貸付監督局 (OTS) は廃止
GE は FRB の監督下に置かれることに
参考文献
GE 帝国盛衰史 ―― 「最強企業」 だった組織はどこで間違えたのか